水泳は長年苦手意識を持っていたことの一つでした。かなづちではないのですが、辛うじて10mほど前進できれば良いといったほどで、きれいなフォームで長く泳ぐことは子供の頃からの憧れでした。数年前、思い切って会社帰りに水泳の習い事を始めることにしました。地元では伝統のある教室のようで、先生方もみなさんちゃんとしたインストラクターの方達ばかりで、何となく上達が見込まれる教室のように感じられました。とにかく期待を胸に週一で教室に通うことになりました。
最初、実力によりクラス編成があるのですが、私は下から二番目のクラスに振り分けられました。一番下がかなづちということですから、私のクラスは、かなづちではない、一応浮くことはできる人達の集まりでした。とにかく週一度、まじめにその習い事に通い続けました。3カ月ほど通うと2度目のクラス編成がありましたが、私は残念ながらそのクラスに滞留となりました。始めたばかりだったのでこんなものだろうと、別にくさることなく続けて教室に通っていました。
さらに3カ月後、次のクラス編成のときが訪れたのですが、またもや私は落第で進級ならずとなってしまいました。私がその教室での習い事を始めたときのメンバーでそのクラスに残っているのは、20代の私のほかは、そのクラスの主と言われるおばあさんお二人でした。落ち込んだわけではないのですが、いささかショックなことではありました。まだ続ける意欲はあったのですが、教室の時間が変更になり会社帰りに通えなくなってしまったためその教室はやめ、水泳自体も縁遠くなってしまいました。素質ということをなかなか思い知らされた習い事ではありました。